Wed.

趣味は何ですか?  

趣味は何ですか?よく聞かれる質問かもしれない。履歴書や自己推薦書にはほとんどの場合記入欄があるし、初めましての間柄の人にはよくされる質問だろう。
私はそのような場面に出くわした時、言葉を濁す人種であった。比較的無趣味な私は、とりあえず読書と答えるようにしていた。なぜなら、当たり障りのないものに聞こえるからだ。
世間一般には、趣味は高尚でなければならないという暗黙のルールがあるように思われる。全くもって不愉快である。趣味はネトゲと風俗。そう声を大にして言いたい。
しかし、そうは言っても何事も始まらない。何となく、渋々にではあるものの、本格的に読書を始めることにした。趣味は読書です。堂々と相手に言えるようになってみたかったのだ。加えて、私の欺瞞は本を愛する人に対する侮辱だと思ったのだ。
書を読むということは、確固たる知識も根付く。私の場面、それは間接的にではなく、直接的に必要だ。そうしない理由がなかったのである。

さて、読書といっても何から始めよう。漠然とした問題に困惑もあったが、私は近代文学から入ることにした。
現代文学から入るのも良いと思ったが、時の流れに沿っていくのが最適だと考えたからだ。
本来であれば、古事記から入るのが最良だが、幸いある程度古典文学には教養があった。微々たるものではあるが。

浅学非才な私でも名著というものには目を通したことがあったので、改めて今回文学史を学ぶ上で気になったものを手に取ることにした。

面白い。勉強の間の休憩時間を読書にするほどのめり込んだ。蒐集することも物欲を満たしてくれた。前置きは長くなった上に、ありきたりな話だが、読書は素晴らしいという話である。

僭越ながら最近読んだ中でもお薦めを紹介したいと思う。

『五重塔』幸田露伴
幸田露伴という作家を知っているだろうか。思うに、知名度は高くはない。街行く人に、好きな作家を3人教えてくださいと100人に聞いても、1人も挙げないことがあるかもしれない。そんな作家の作品を推したいのには理由がある。
それは、内容はともかく、文語体の美を知ってもらいたいからだ。世の中を闊歩する卑語と異なる美しさを感じてほしい。
斯様な文言を一方的に押し付けられても、実行に移す信者はあまりいないだろうと思う。




何か一心不乱に物事を頑張りたい人、お薦めである。

無責任な言葉に結びを任せて今日はこのへんで。
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2017/03/08 23:06 [edit]

category: 文学

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